「軽貨物と運送」の今までとこれから

軽貨物・トラック・ドライバー

軽貨物ドライバーを始める!(仕事内容、収入、1日の流れ)

こんにちはHyです。

まず、軽貨物の仕事というのは、荷物や商品を配送するサービスのことで、EC市場の急拡大に伴い、需要が年々増加しており、日本国内の軽貨物運送市場規模は、2020年に約7兆円に達しており、需要が拡大しています。軽貨物運送は今後も需要が高まると予想される分野であり、独立や副業のチャンスがある仕事です。

大まかな「軽貨物」という仕事の説明をしましたが、

「需要がある仕事っていうのはわかるけど、軽貨物ドライバーの仕事の内容ってどうなんだろう。」

と疑問が出てくるかと思います。

まず結論から、

荷物を預かりお客様に荷物を届ける仕事です。

それは知ってるけど、軽貨物ドライバー?配達の仕事って大変なんでしょ?

・働く時間が長い
・覚えるまでが大変
・力仕事であり肉体労働

ほらね。しんどいに決まってるし良い所を見たらいいように映るけど、始めてみたら大変っていうオチじゃん。

確かに世間のイメージやデメリットからすると大変な仕事というのは間違いないですが、そのイメージやデメリットを覆す仕事であることも事実です。

・稼げる人は稼げる
・働きたい時に働ける
・自由な時間ができる

・運動不足が解消され健康的
・手に職がつき生活に困らない

実際に、私もこの仕事を始めこなせるようになり、自信がつきました。

前置きが長くなりましたが、軽貨物ドライバーの仕事がどのようなものなのか詳しく解説していきます。

軽貨物ドライバーのお仕事概要

軽貨物ドライバーは、軽トラックや軽バンなどの貨物車両を使って、荷主に指定された配達先に荷物を届けるお仕事です。 軽車両で運べるようなサイズの荷物を運ぶため、身体への負担が少ないお仕事です。 例、宅配便。

軽貨物ドライバー、
通称貨物軽自動車運送事業になります。

個人事業主として開業し、業務委託(委託ドライバー)として働きます。仕事内容は請け負う仕事によって様々存在し、荷主(送り主)や軽貨物事業者と相談して自分の計画に合わせて仕事を選択し働くことができます。

委託ドライバーとして働く場合は給与としてではなく「報酬」として荷主や軽貨物事業者から支払われ「売上」として受け取る形になります

補足:基本的に
軽貨物ドライバー
    
配達員ドライバー・個人事業主(委託ドライバー)
※正社員としての契約の場合もある

必要な資格、独立開業の手続き

必要な資格

軽バンで配達する仕事なので
普通自動車運転免許があれば仕事ができます。

免許1つで仕事ができるため違反や事故をすると点数が無くなり、最悪の場合、免許の停止になりかねないので、この仕事を始めるなら細心の注意を払って運転しましょう

独立開業の手続き

軽貨物ドライバーの仕事をする際、ほとんどのケースで個人事業主(フリーランス)として開業をする必要があります。

1.最寄りの税務署で
 『個人事業の開業・廃業等届出書
            を提出します。

※軽貨物の仕事を始めてから1ヶ月以内に提出する必要があります。

2.軽貨物ドライバーの事業を開始するため

最寄りの運輸支局に
 『貨物軽自動車運送事業経営届出書
             を提出する。

※その際に軽バンを所有している方は黒ナンバー取得の手続きも同時に行えます。

これで晴れてあなたも軽貨物ドライバーの仲間入りです。

業務委託について

軽貨物ドライバーの仕事は委託会社
業務委託契約」を結び業務を開始します。

業務委託契約」は会社が業務を外部の企業や個人に委託する際に行う契約です。これを受けた側は、労働力ではなく仕事の成果を提供します。

会社員や派遣社員とは異なり、会社と雇用関係を結ばず、対等な立場で業務を遂行します。そのため、会社側から業務の進め方に対して、指揮命令を受けることはありません。

簡単に言いますと「1人社長」になり、委託会社から仕事を請け負います。自ら、確定申告を行い税金や国民年金国民健康保険の支払いを行います。メリットとしては、全て自分で行うので自由な時間は自分で決められます。

1人社長って大変そうに見えるけど、全部自分で出来るようになれば会社に縛られることなく生きていけるんだよね!

車両はどうすれば?

軽貨物ドライバーを始めるには、「車両」が必要になってきます。正社員と違い、車両もご自身で準備しないといけません。

車両を準備する方法は4つあります。

  1. 委託会社からリースする
  2. カーリースを利用する
  3. レンタルする
  4. 自分の車を持ち込む

詳しくまとめた記事を下のリンクから↓

こちらで詳しくまとめております。軽貨物ドライバーになるために大事な内容になっているので是非、参考にしていただければと思います。

軽貨物ドライバーの仕事種類

軽貨物ドライバーの仕事は様々で、

  • 宅配
  • 企業配
  • 単身引っ越し
  • スポット便とチャーター便
  • ネットスーパー
  • フードデリバリー

の仕事の種類があります。

一つ一つに特徴があるので、順番に仕事内容を解説していきます。

宅配

宅配とは、主に個人宅に荷物を届ける仕事です。

コロナの影響でネットで商品を注文するのが当たり前の時代になりました。お客様が楽天やアマゾン、その他ECサイトで頼んだお荷物をお客様の自宅に運ぶ仕事です。主にアマゾン様、佐川急便様、ヤマト運輸様、日本郵便様から仕事を請け負い配達を行います。

具体的にどのような荷物を運ぶかといいますと、封筒サイズから大きめの重い荷物(0㎏~30㎏)まで様々な荷物があります。大体は軽いものが多いです!

金額は荷物1個あたりの単価が決まっており、130円から250円まで案件により変動します。
 

 宅配の報酬形態

「荷物1個の単価×1日の配送個数」
が報酬となります。

例)荷物1個あたりの単価が160円で、 1日120件配達を完了した場合
       
    160×120=19,200円 
      
業務時間

例)
 6時半頃~21時頃
(休憩)30分~3時間

 7時半頃~20時頃

(休憩)30分~3時間

 17時頃~21時頃

※業務時間については個人差があります。

企業配

企業配は主に会社や店舗などに荷物を届ける仕事です。

配送する荷物は仕事内容によりますが会社の事務用品やスーパー、飲食店など店舗向けの荷物で、宅配と比べて大型の荷物が多く、配送件数は少く宅配に比べては早く終わる傾向にあります。主にアスクル様など。

報酬は荷物1個あたりの単価が決まっており、200円から700円まで案件により変動します。 

報酬形態  
      
「荷物1個あたり単価×1日の配送個数」が報酬となり
      

例)荷物1個あたりの単価が400円で、
  1日50件配達が完了した場合
     
    400×50=20,000円
                       
業務時間

例)
  7時頃~18時頃
(休憩)30分~3時間

※仕事内容により時間差があります。

単身引越し

単身引越しは一人暮らし方や近距離、長距離での引っ越し・配送をしたい場合に便利なサービスです。

基本的に「軽トラック(積載量350kg)、スタッフ1名(ドライバー)」のサービスのため、お客様からすると普通の引っ越しサービスより安く済みます。積む荷物は軽バンに乗るサイズぐらいの家具、段ボールなど。

近距離の場合、載らなかった荷物を往復(ピストン)する場合があるのでその時は運賃が上がります。時間の目安は2時間~5時間程度です。

報酬形態 

距離制運賃」や「積載量+距離」が相場になります。

距離制運賃

例) 20km 10,500円 
   30km 12,000円 
   40km 13,500円 
   50km 15,500円


積載量+距離

例)同一区内・隣接区
 ・ダンボール90個相当であれば
          11,800円~

 ・20km以内:ダンボール90個相当であれば
          14,300円~

 ・20km以内:ダンボール120個相当であれば
          23,800円~
                   
業務時間

例)
荷物の量によるが
搬入・搬出に要する時間60分~90分 
移動時間(距離によるが)30分~2時間 
一件、3時間~4時間で終わる                        

スポット便とチャーター便

スポット便」とは緊急で荷物を届ける必要が生じたときに利用されることが多く、単発の依頼が多いのも特徴です。指定された時間や配達先に荷物を運ぶ仕事のことを指します。

トラックで行けないような配達先に、スポット便を利用する場合もあります。

チャーター便」はスポット便と似たような便種ですが、少し違います。お客様が日時を設定し、車両を貸し切り、その時間内に荷物を受け取って配送までを行う仕事です。時間内であればお客様は何度でもご利用可能なサービスになっております。

チャーター便のメリットは、早ければ早く終了し帰れるのがメリットです。

報酬形態  

距離+時間制」が相場になります。

距離+時間制

例)  
   2時間貸し切りの場合 
       6,000円(~30km)
   3時間貸し切りの場合 
       8,000円(~40km)
   4時間貸し切りの場合 
      10,000円(~50km)                                        

ネットスーパー

ネットスーパーとは注文された食品や雑貨をスーパーが梱包し、その商品を積み込み、お客様のところまで届ける仕事です。主にイオンやライフ、様々なスーパーの配送があります。軽めの荷物がほとんどで、配達件数も1時間に5~6件と少ないです。仕事内容的には比較的にハードルが低く、始めやすい仕事となっております。

報酬は「配達単価×配送件数」で、一件あたりの単価が決まっており、400円から700円まで案件により変動します。時給や日当の場合もあります。 

報酬形態  

「配達単価×配送件数」


例)1件あたりの単価が500円で、
  1日35件配達が完了した場合
     
    500×35=17,500円

業務時間

例)
 10時頃~22時頃
(休憩)30分~3時間                                                  

フードデリバリー

フードデリバリーの仕事は注文された食品や飲料を店舗から配達先まで届ける仕事です。

自転車やバイクで配達するのが世間では広まっておりますが、軽自動車でも黒ナンバーを取得していれば仕事をすることができます。仕事の合間や仕事終わりにフードデリバリーをすることも出来ますし副業としておすすめです。

大体ですが、お昼時か夕ご飯時が狙い目になってます。逆に、その時間以外はオファーが少なくなっているのでマイナス点と言えるでしょう。単価の相場は500円~750円が相場になっています。

報酬形態  

「単価×配送件数」


例)1件あたりの単価が500円
  4時間で10件の配達した場合
  
     
    500×10=5000円

例)
 10時頃~13時頃
 17時頃~20時頃                                               

軽貨物ドライバーの平均月収、年収

軽貨物ドライバーの仕事の中でも、様々な仕事内容がある事がわかっていただけたかと思います。そこで気になるのはどれぐらい稼げるかになってきますよね。

早速ですが、
平均の手取り月収が25万円~50万円
平均年収が450万円と言われております。

経験を積み、慣れてきたら月に70万、80万と稼ぐ方もいらっしゃいます。私も実際にそのぐらい稼ぐことが出来ました。体力仕事でありますが、夢があり実績のある仕事です。

実際にどんな人が向いてる?どんな人におすすめ?

ここまでは軽貨物という仕事の大まかな全体像を紹介してきました。では、実際にどんな人が向いてるでしょうか。

向いてる人
  • 稼ぎたい
  • 団体行動が嫌い
  • 運転が好きな方
  • 自分で段取りを決めて仕事をしたい
  • 1人で仕事をするのが好きという方
  • 体を動かすのが嫌ではない
  • コミュニケーションができる
  • ミスしてもあきらめず立て直しができる人

あなたはどれだけ当てはまりましたか。多く当てはまっていた人は軽貨物ドライバーに向いている方です。自分でもチャンスがあると思ったらチャレンジするべきです。私がおすすめします。では、逆に向いてない人とはどのような人でしょう。

向いてない人
  • 自分に甘い
  • 時間にルーズ
  • 体力に自信のない
  • 臨機応変に対応できない
  • この仕事をなめている

この仕事は配達員であると同時に個人事業主という職業なのです。

というのは、自由であることで時間や仕事の裁量を自分で決めることができるので、一見、自由という言葉が先行してますが、裏を返せば全て自己責任になるという事です。なぜなら、時間に遅れると仕事がなくなる可能性がありますし、自分に甘ければ、任された配達量を完了できず収入が減ることにつながるからです。

要は自由の代償が返ってくるという事ですね。

少しでも当てはまった方、軽貨物ドライバーの仕事をするなら見つめなおすのも一つの手かもしれません。

まとめ

まとめになりますが、軽貨物ドライバーの仕事というのは配達員であり、個人事業主であるということを話しました。

この仕事が身につけば困ることのない職業だと思ってます。

未経験者には各委託会社で配達ができるまでの手厚いサポートが充実しているところが多いです。

興味がある方は今から始めてはいかがでしょうか。